礼拝メッセージ(2022年2月6日)
『 神の国のたとえ 』
 林健一 牧師 
ルカによる福音書 13章:18節~21節

13章 18節:そこで、イエスは言われた。「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。

13章 19節:それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」

13章 20節:また言われた。「神の国を何にたとえようか。

13章 21節:パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」

ルカによる福音書 13章:18節~21節(新共同訳)

 イエスさまは神の国を「からし種」と「パン種」に似ているとおっしゃいました。「からし種」は2mmほどの小さな種ですが成長すると2mほどの木になるのです。また、「パン種」は女がパンの生地のなかに入れて混ぜてこねてふくらむときに150人ほどの人たちが食べることのできる大きさになります。 

 どちらも小さいという点では共通しています。もちろん、「からし種」が後にどうなるかを知っていればこそ、からし種に目を留める人もいるでしょう。「パン種」の役割を知っていればこそ、どんなに「パン種」が小さくても、それを軽視する人はいません。けれども、もし後でどうなるかを知らなければ、ただのゴミとしか思えないほどの小さな存在にすぎません。イエス・キリストはあえて、このような一見、価値のなさそうな小さなゴミの様なからし種やパン種に神の国をたとえられたのです。

 からし種やパン種のたとえは、決して神の国の小ささを教えるためのたとえではありません。そうではなく人々からは小さなものと思われるものが、実は大きな変化を遂げる不思議な力ある存在であることを教えるためのたとえです。始まりの小ささにうろたえ、人々の描く否定的なイメージに左右されてはなりません。この小さな始まりにこそ、大きな神の国の始まりがあるのです。

 あなたがたの信仰が小さくともあるならば父なる神さまはそこからはじめられるのだと言われるのです。私たちは目先の大きさにとらわれずにイエスさまが約束されたはじめは小さくてもやがて私たちの間で成長していく神の国に目を留めていかなければなりません。

 「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」と励ましてくださるイエス・キリストの御言葉に信頼して、神の国の完成を期待いたしましょう。

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