礼拝メッセージ(2022年5月1日)
『 人間に従うより神に従う 』
 I 教会員 
使徒言行録 5章:27節~32節

05章 27節:彼らが使徒たちを引いて来て最高法院の中に立たせると、大祭司が尋問した。

05章 28節:「あの名によって教えてはならないと、厳しく命じておいたではないか。それなのに、お前たちはエルサレム中に自分の教えを広め、あの男の血を流した責任を我々に負わせようとしている。」

05章 29節:ペトロとほかの使徒たちは答えた。「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。

05章 30節:わたしたちの先祖の神は、あなたがたが木につけて殺したイエスを復活させられました。

05章 31節:神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を赦すために、この方を導き手とし、救い主として、御自分の右に上げられました。

05章 32節:わたしたちはこの事実の証人であり、また、神が御自分に従う人々にお与えになった聖霊も、このことを証ししておられます。」

使徒言行録 5章:27節~32節(新共同訳)

 聖霊が降り、ペトロたちは使命感に燃えて、神殿の境内で教え始めました。快く思わないサドカイ派やファリサイ派によって再び逮捕されてしまったペトロたち。殺されかねない状況の中で、尋問されたペトロたちは答えました。「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。わたしたちの先祖の神は、あなたがたが木につけて殺したイエスを復活させられました。神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を赦すために、この方を導き手とし、救い主として、御自分の右に上げられました。わたしたちはこの事実の証人であり、また、神が御自分に従う人々にお与えになった聖霊も、このことを証ししておられます。」

 人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。ではこの言葉をわたしたちにどのように聞くことが出来るでしょうか。「ペトロたちのように勇ましく、なにも恐れないで主の福音を述べ伝えなさい」と言われている。そうです。「あなたをわたしが守るから、証しするのをやめてはいけません。あなたの周りには救いを求めている人(神の子供たち)が大勢いるのですから。」と仰せなのです。どんなに神が人々を愛していようとも、救いたいと思っても、救いを宣べ伝える者がいなければ、福音を聞くことが出来なければ、その人たちは救いの道に進むことが出来ないのです。私たちクリスチャンは、福音を伝える証人にと招かれているのです。

 わたしたちは、毎月の晩餐式の礼拝の時に信仰告白をいたしています。その中で、「わたしたちはこの『主の日の礼拝』から、神の救いの喜びを携え、主の証人として、この世に派遣されます。」と共に読み上げているのです。ですから、ストレートに今日のペトロの言葉を自分のこととして受けたいと思うのです。

 わたしたちは、神の体だって聖書に書いてあります。コリント第一12章だったと思いますけれど、ですから、みんなが伝道する口である必要はないのです。みんなが伝道する頭でなくていいのです。手や足が無ければ、伝道に動くことは出来ないし、目や耳が無ければ、見出すこともできないのです。各々に賜物が与えられているのですから。人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。と意識して過ごしましょうよ。