神様の約束と恵みに信頼することができないサラ
ついにアブラハムとサラに約束の子イサクが与えられました。彼らの努力ではどうにもならないことが、神様の約束によって子どもが与えられたのです。それにも関わらずイシュマエルがイサクをからかっている様子を見たサラは、夫アブラハムにハガルとその子どもイシュマエルを追い出すように訴えます。（聖書・創世記：21章9～10節）神様は何度も約束の子であるイサクと永遠の契約を結ぶと言われました。しかし、サラは神様の約束と恵みに信頼することができませんでした。またしてもサラは神様にお任せするのではなく自分で問題を解決しようとしています。
アブラハムに平安を与える神様
「このことがアブラハムを非常に苦しめた」（聖書・創世記：21章11節）アブラハムにはイシュマエルもイサクと同様に愛するわが子でした。悩み続けているアブラハムでしたがどうすることもできません。アブラハムを救ったのは、神様の言葉でした。「あの子供とあの女のことで苦しまなくてもよい。」（聖書・創世記：21章12節）自分の中で解決できなかったアブラハムでしたが神様の言葉によって解決と平安が与えられたのです。
イシュマエルの泣き声を聞かれる神様
神様の言葉で決心したアブラハムでしたが、ハガルとイシュマエルを去らせることはどれほど辛かったことでしょうか。しかし、アブラハムは神様の言葉にすべてを委ねて彼らを送り出します。行くあてのないハガルとイシュマエルは荒野を彷徨い歩くしかありませんでした。水も尽きた彼らはただ死ぬのを待つしかありませんでした。愛する息子イシュマエルの泣き声をただ黙って聞くしかないハガルでした。しかし神様は見捨てることはありませんでした。
約束を果たされる神様
「ハガルよ、どうしたのか。恐れることはない。神はあそこにいる子供の泣き声を聞かれた」（聖書・創世記：21章17節）神様は御使いを通して恐れることはないとハガルに言われます。神様の言葉に恐れを取り除かれたハガルは目が開かれ水のある井戸を見つけ、二人は生き延びることができました。神様はアブラハムに約束された通りイシュマエルと共におられ成長していったのです。私たちはどんな状況の中でも神様の言葉に信頼して歩んでいくならば主が共におられ歩んでいくことができるのです。
他の人には聞こえなくても神様があなたに語っている言葉があります。私たちは絶えず神様の御声を聞くことができるように、心と霊の耳をいつも研ぎ澄ませていきましょう。 |
