12月30日(水)祈祷会より

マタイによる福音書3章13~17節  これはわたしの愛する子

・マタイによる福音書が私たちに語るメッセージは「インマヌエル」です。このインマヌエルという言葉の意味は「私たちとともにおられる神」です。マタイはイエスさまの生涯をとおして神さまが私たち人間とともに生きること、恵みについて語ります。イエスさまをとおして私たちは神さまと一緒に生きることがどんなにすばらしいものであるかを知ること、体験することができるのです。

・イエスさまは神さまのことを人々に知らせる初めにあたって「バプテスマ」を受けられました。イエスさまがヨルダン川から上がったとき天から声が聞こえた。と言います。「これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」(マタイ3・17)。天の父なる神さまはイエスさまをこれこそわたしの愛する子であり、わたしの心に適う者であると人々に宣言しました。この世界でイエスさまこそが神さまのことを示すお方であり、イエスさまをとおして私たち人間は神さまを知ることができるのです。

・「わたしの心に適う者」である。「適う者」であるとは「満足している」・「意にかなっている」という意味です。父なる神さまは愛する子であるイエスさまがご自分のことを私たち人間にきちんと知らせるお方である。間違いなく神さまがどういうお方であるかを正しく示すことができる唯一のお方であることを喜んでいます。世に多くの人が「私こそ救い主ある」「私こそ神である」と言っては人々を失望させました。

・では、このイエスというお方はどうなのでしょうか?私たちはマタイによる福音書を読んでいきましょう。果たしてこのイエスというお方は私たちにどう神さまを教えてくれるのでしょうか。示してくださるのでしょうか。これからイエスさまの歩まれてた人生をとおして見ていきたいと思います。