6/3(水) 自己顕示の生き方は愚かな生き方である

使徒言行録17章1~9節 聖書協会本文検索

 キリスト教の基礎を築いたひとりにパウロという人物が挙げられます。パウロはかつては主イエス・キリストを信じる者たちを迫害した人物でした。しかし復活された主イエス・キリストと出会い信じる者へと変えられました。出会いは大きな転換をもたらします。

 パウロは忠実に主イエス・キリストの福音を宣べ伝えていきます。しかし、今日の箇所でもパウロをとことん迫害していく人たちが登場します。彼らはどこまでもパウロを追いかけて迫害するのです。負のエネルギーはとてつもない破壊を世界にもたらすことを教えられるのです。

 彼らは自分の信じている神を伝道することよりパウロを迫害することに情熱を燃やしました。いまアメリカで起きていることにも何か通ずるようなものを感じます。将来にむけて歩むことより自分を誇示することに人間は心を向けてしまう。神さまに愛されていることを否定した人間たちは自分を誇示することでしか生きている意味を見出せないのです。神さまに救いを求めていく私たちでありたいと願います。