礼拝メッセージ(2021年9月12日)

『 求める者は与えられる 』  林健一 牧師

そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。

だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

あなたがたの中に、魚を欲しがる子供に、魚の代わりに蛇を与える父親がいるだろうか。

また、卵を欲しがるのに、さそりを与える父親がいるだろうか。

このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」

ルカによる福音書  11章:9~13節(新共同訳)

 11章1節から読んできた「主の祈り」ですが、今日お読みしました9~13節で祈りについての教えは終わります。イエスさまが終わりにあたって弟子たちに祈り続けることの大切さと必要を教えられます。神の子である私たちに父なる神さまが必ず答えてくださる、そして良い物を与えてくださる、だから祈り続けなさいといわれます。では、どのように祈ることが私たちの人生に良い物を受け取ることにつながっていくのでしょうか? み言葉から聴いていきましょう。

祈り続けるなら確実に与えられます
9節 そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
10節 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

 イエスさまは祈り続けるための具体的な祈りの姿勢をここで教えられました。「求めなさい。探しなさい。たたきなさい。」と祈りは私たちが思うよりもシンプルなことなのです。ただし、あなたがそのように続けるならば、父なる神さまから祈りの答えが与えられるとイエスさまは約束してくださいます。

しっかりと祈りの答えを受け取りましょう
10節 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

 イエスさまは求めるなかで「受ける」「見つける」「開かれる」という視点を忘れてはいけないと言われます。求めることはしても受けることがしっかりしていないがために残念な結果に終わってしまうということが私たちによくあるのだと思います。皆さんは祈って祈りの答えをどう受け取ろうとしていますか?神さまは自動販売機のようなお方でしょうか。祈ったら即必要なものだけ出てくるのでしょうか?違うと思います。そういう思っているのなら神さまを利用しているに過ぎません。祈りは神さまと私との交わりなのです。祈りをとおして私たちは父なる神さまを知っていくのです。

 私たちの祈りはすでに父なる神さまと共にあるのです。だから私たちは神さまに求めることができるのです。私たちは日々の歩みのなかで絶えず良い物を求め、祝福されていこうではありませんか。