1月20日(水)祈祷会

マタイによる福音書8章1~17節 「彼はわたしたちの患いを負い、わたしたちの病を担った」(マタイ8・17)

・今日の箇所には「重い皮膚病を患った人」「百人隊長」「ペトロのしゅうとめ」が登場します。これらの人たちはイエスさまに清められ、権威ある言葉による癒し、手を触れられて癒される。それぞれが清められる、癒される出来事が描かれています。

・これらイエスさまによって清められ、癒される人たちですが共通しているのは当時の社会の常識、宗教から軽んじられ、見捨てられた人たちでした。それぞれの背景は違うにせよ周囲から疎外されていた人たちでした。

・私たちにとって辛いのは病気や災害、いまはコロナによる差別、経済的に困窮している人などがおられますが、そういうときに誰からの支えもなく孤独になるということではないでしょうか。人はどんなに辛くても誰かからの支えがあるなら生きていけます。

・関係が断たれてしまうとき人は生きていく希望がなくなるのです。救い主イエスさまは彼らに近づき、彼らに手をもって触れられました。聖書の神さまが私たちを愛する救うというときにご自分の懐のなかに招き入れられます。それは生きる場所、愛されることのなかった私たちに生きる場所、愛される関係をご自分との交わりによって与え、回復されることなのです。

・どうぞ、あなたにふれる神さまの御手を感じてください。あなたを愛する神さまの御顔、まなざしからあなたの目を背けないでほしい。