5/21(木) なぜ私の心は怒りに燃えるのか

使徒言行録7章44~53節 聖書協会 本文検索

 人間の心はいつも平穏でいられるとは限りません。むしろ苛立ち、怒りに燃えることのほうが多いでしょう。いや、人間の本質は憎しみ、怒りであると言えるでしょう。

 本日の聖書箇所は神さまのお心に対して人間が激しく憤る場面です。ステファノはソロモン王が神さまのために神殿を捧げた例を引き出しました。神殿は神さまのためにあるのでく人間が神さまを礼拝するために恵みとして神さまが建てることをお許しになった。本来人間はどこでも、いつでも神さまを礼拝する存在として創造されました。

 しかし、人間は神さまに背をむけた時から神さまを畏れ、礼拝することも忘れてしまったのです。そのことを神さまはステファノをとおして指摘しました。神殿でなくあなたがた自身が礼拝する者となりなさい。けれどもステファノの語る言葉を聞いた人たちは激しく憤りました。彼らの本当の心を暴かれたからです。