1月6日 祈祷会より

マタイによる福音書4章1〜11節

・イエスさまはバプテスマを受けられて荒野に導かれます。そこで、なんと悪魔から誘惑を受けるのです。神であるイエスさまがどうして悪魔から誘惑を受けるのか、私たちには理解し難いものがあります。私たち人間にインマヌエル(私たちと神さまは共にいる)であることを示すためであったと私は思うのです。

・イエスさまを通して父なる神さまはあなたに、私に言われるのです。あなたは決して孤独ではない。私たちの人生には病気や突然に起こる事故や災害、また他者には言えない問題など、自分だけしかわからない痛みや苦しみがあります。多くの場合は逃れることができません。生涯にわたって背負っていく私だけの苦しみや悲しがあるのでしょう。

・だからこそ、神さまはあなたは決して独りきりではない。とイエスさまを私たちのもとに送ってくださったのです。この世界が続くことをなぜ神さまは許しておられるのか、何もしてはくれないのか?私たちは思います。聖書を読むとき神さまは決してこの世界を放ったままにはしないことがわかります。

・人間の悪を裁かれる。この世界の全ての矛盾に神さまが答えられる日が必ず来るのです。それよりも神さまは私たちに大切なことを今日の箇所を通して教えられます。神さまはどんなときであっても共にいる。このことのほうが私たちにとって重要でかつ大切なメッセージなのです。