人生の傷を隠さない

神よ 私を探り 私の心を知ってください。私を調べ 私の思い煩いを知ってください。

私のうちに 傷のついて道があるかないを見て 私をとこしえの道に導いてください。(詩編139:23~24)

私たちの人生にはふりかえるとき汚点がいっぱいあります。あればあるだけ私たちの心も傷を受けているということです。人生と心に大小なりの傷を負っています。傷を負っているということは見えませんが痛みと血を流しているということです。私たちの肉体に傷を受ければ痛みが伴うのに心の傷には鈍感になって見過ごしてしまいます。どれだけあなたの心が傷だらけでいっぱいになっていることでしょうか。傷ついたままではあなたの人生は前には進むことはできません。そして人にはあなたの心の傷は見えません。どんなにあたが「俺は傷ついているんだ」と叫んでも他人にはあなたの心の傷は見えないのです。誰にも理解してもらえない。わかってもらえない。いつしかあなたは傷ついていることを言わなくなってしまい傷ついていることさえも心の奥底にしまいこんで忘れてしまったかのようにふるまうのです。しかし私たちを創造してくださった神様だけが私とあなたの傷を見ることができます。傷が見えるということは傷を癒す方法も知っているということです。あなたが歩んできた人生の傷を神様のまえだけには隠さないでください。神様はあなたの傷がどれだけ深く、痛んでいるかが見えるのですから。