礼拝メッセージ(2021年1月3日)

『 イエスさまと歩んだ女性たち 』  ルカによる福音書 8章:1~3節  林健一 牧師

主イエスさまと共に歩む一年

①福音を宣べ伝える
「すぐその後、イエスは神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら」

  主イエスさまは人々に「神の国」」を「宣べ伝え」た。「宣べ伝える」は「王様のおふれを示す、公の布告をする」という意味です。もともとは使者の働きを表す言葉でした。それがキリスト教会の説教を表す表現となりました。
 「その福音を告げ知らせる」これは「伝道する」「福音として告げる」の動詞です。何を告げるのか?それは「神の国」を人々に良い知らせとして知らせるのです。主イエスさまの働きは人々に「神の国」を良い知らせとして知らせるシンプルな働きでした。太田教会も主イエスさまの働きを一番に大切な働きとして大切にしていきましょう。

②「町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった」
 イエスさまの福音を宣べ伝える働きは、あらゆる町や村を巡って旅を続けて神の国を説教し伝道をし続けました。「続けられた」は反復・継続の動作です。イエスさまの働きは地味な働きです。教会の働きも地味な働きです。しかし、繰り返し主イエスさまの福音を伝え続けることが大切なのです。
 主イエスさまの旅には「十二人も一緒だった」。弟子たちは主イエスさまの伝道の旅と共にしながら主イエスさまの働きを学び、訓練を受けました。彼らは主イエス・キリストの昇天の後、主イエスさまと同じように「福音」を宣べ伝えました。

③「彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた。」
 主イエスさまの伝道の旅には女性たちが同行していました。彼女たちは、主イエスさまのガリラヤ伝道から十字架、復活まで行動を共にした女性たちでした。彼女たちはやがて初代教会で主の復活の証人となっていきます。大切なことは主イエスさまと行動を共にすることです。
 彼女たちは自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕をしていました。ここでの「奉仕」とは品物、お金のような財残のほかにもっと広く私たちが自分の身に備えている品性だとか才能とかまで表します。主イエスさまに仕え、共に歩んでいくときに私たちの賜物、才能は開花します。
 2021年主イエス・キリストと共に歩んでいきましょう。