1月27日(水)祈祷会

マタイによる福音書9章35節~10章15節

 イエスさまのもとに集まってきた人々、彼らの様子を見てイエスさまは深く憐れまれました。イエスさまの目に映った人々の姿、それは「飼い主のいない羊」のようでありました。飼い主のいない羊は、迷い、散らされ、野の獣の餌食となり、打ち捨てられて、誰も探そうとする者のいない悲惨な状況を表しています。

 なぜ彼らはそのようになってしまったのか?「愛」のない世界だからです。現代も「愛」のない世界です。コロナ感染拡大の中、人々の中にある「愛」は冷え切ってしまい。自分の生活を守ることだけが人々の心にいっぱいになります。最後は誰一人生きることができない世界となってしまいます。

 イエスさまは「憐み」の心で彼らを癒し、「愛」で包み込まれます。そうです。「愛」が冷え切ってしまったこの世界を神さまはイエスさまを通して「憐み」の心で冷え切った世界、私たちを癒し、包むのです。